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安全・確実に増やせる資産運用法はどれ?低リスクな投資を徹底検証
100万円から始められる安全な投資を4種類紹介していきます。それぞれの特徴について学びましょう。
これから投資を始めるなら、どんな商品がおすすめでしょうか。ここでは、リスクが小さい安全な商品について紹介していきます。それぞれメリットやデメリットがありますので、投資を始めるときの参考にしてみましょう。
100万円から始められる安全な投資を4種類紹介していきます。それぞれの特徴について学びましょう。
不動産小口化商品とは、不動産の購入や運用にかかる資金が小口化された商品のことを言います。小口化された資金について投資家が出し合い、事業者が管理・運用していきます。
不動産小口化商品には匿名組合型、任意組合型、賃貸借型の3種類があり、そのうち任意組合型では投資家がオーナーとして共有持分権を持つことができます。この商品の大きなメリットは、少額から不動産投資が行えるところにあります。個人でいくつもの不動産を所有するのは簡単ではありませんが、小口化商品であれば条件のいい物件に投資することが可能です。
また、一般的な不動産投資では投資家が維持管理や修繕をする必要がありますが、不動産小口化商品であれば事業者が行ってくれます。煩わしさがないという点もメリットと言えるでしょう。手軽に不動産に投資することができ、投資家みんなが「大家さん」になることができる商品です。
個人向け国債とは、個人で購入できる国債です。安全性が高く少額から始められる商品であることから、注目度の高い投資商品です。国が毎月発行しており、証券会社や銀行などの金融機関を通じて購入することができます。
個人向け国債の特徴としては、まずは元本割れがないことが挙げられるでしょう。たとえ実勢金利が変動しても元本の価格は変動しないので、安心感が大きいです。また、1万円から購入できるという手軽さも大きな魅力です。発行されてから1年が経過すれば、中途換金も可能です。
個人向け国債には変動金利型10年満期、固定金利型5年満期、固定金利型3年満期の3種類があります。固定金利型では満期まで利率が変わらないので、購入時点で結果がわかります。一方の変動金利型では、実勢金利に応じて適用利率が変動しますので、受取利子が増える可能性もあります。もちろん元本割れはありません。
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門の機関が運用し、その利益を投資家に配分する商品です。対象の商品には、株式や債券、不動産などがあります。投資信託を始める場合は、商品選びが重要になります。
不動産に特化した投資信託のことをREIT(不動産投資信託)と言います。投資家から資金を集めて不動産を購入・運用するもので、投資家はその分配金を得ることができます。複数の不動産に分散して投資しますので、高い利回りが期待できる商品です。日本国内のREITのことはJ-REITと呼びます。
先ほど紹介した不動産小口化商品は1つの不動産に対して投資する形でしたが、REITの場合は複数の物件に対して投資をする形になります。また、一般的な不動産投資では多額な資金が必要になりますが、REITでは数万円単位からの投資が可能です。国内株式と同様に、取引時間中であればいつでも売買することが可能という点も大きな特徴です。
「100万円をどう運用していくか」という視点で考えると、投資だけでなく定期預金を検討してもいいかもしれません。定期預金というのは、あらかじめ定めた期限まで払い戻しができない預金です。自由に払い戻しができないという縛りはありますが、預金種目の中では高い利息が約束される商品です。
では、定期預金をするならどこの金融機関がおすすめでしょうか。2018年8月7日時点での金利で比較してみましょう(預入金額100万円の場合)。
ここまで「不動産小口化商品」「個人向け国債」「投資信託」「定期預金」の4つの商品について紹介してきました。どの商品も100万円から始められる賢い投資術と言えます。
それぞれの特徴について見比べてみると、「個人向け国債」「定期預金」はとても堅実な商品だと言えるでしょう。その安全性は大きな魅力ではありますが、リターンという面から考えると、少々物足りなさを感じてしまうのも事実です。
その点では、REITや不動産小口化商品といった不動産投資に魅力があります。どちらも一般的な不動産投資とは違って小口での投資になりますので、分散が可能でリスクが小さくなります。そのうえ、個人向け国債や定期預金に比べて大きなリターンが期待できます。